|
理想的な生ごみ処理装置の開発を目指して

生ごみ処理装置については、現在300社にも及ぶメーカーがあります。そのほとんどは湿度調整材(木質チップ類)を用いたコンポスト方式を採用しています。しかしながら、コンポスト方式を用いた装置には以下のような幾つかの問題点があります。
コンポスト方式の問題点
・悪臭の発生
・分解途中で放流(洗浄)する機種の場合、浄化槽の追加
が必要になる
・湿度調整材(木質チップ類)自身が、一定期間が経つと
ごみになる
・塩分が蓄積され、肥料としてリサイクルできない
・天ぷら油などの油性のものは投入できない
・嫌気性になりやすく、病原性雑菌が繁殖する
・使用している微生物を明らかにしていない 等々 |
エステックは、環境機器としての生ごみ処理装置の開発に際して、次のような目標を設定しました。
開発目標
・自己完結型の装置であること
(悪臭・騒音を出さず、最終残さ物は最少で、かつ取り
扱いが安全であること)
・リサイクルにも対応できること
・ランニングコストは好気性処理の理論値に近いこと
・投入する生ごみに制限がないこと
・製造コストが低いこと
・故障やメンテナンス頻度が少ないこと
|
新システムの開発

前述の諸点を考慮し、問題点を解決するために、下水処理で実績がある水中で分解処理を行なう方法を研究し開発実験にかかり、新しいシステムとして処理技術を確立しました。
この方法は生ごみを破砕装置で微細化し、水中分解槽に流入させ、高濃度の状態で微生物分解を行なう処理方法です。酸素供給を行なう送風空気で水分を蒸発させ、装置から排水を出さないシステムを採用しています。分解後の無機物等を含んだ残さは乾燥状態で取り出し、ラインから発生する熱は分解槽に回収する方式としています。処理システムは高濃度閉鎖系処理装置とし、自己完結型で公害を発生しないことを目標にしました。
この技術は我が国で初めての開発技術であり、水中分解方式を徹底的に追求し、効率が良く安全性の高いシステムを確立し、国内外で多数の特許を受理しました。
|